PICKLEBALL NEXT STEP GUIDE

基本ルールの次に、
覚えたいこと。

ラリーが続くようになったら、立つ位置や3打目の選び方も覚えていきましょう。用具、安全、マナーまで、初心者が次に知りたい内容をまとめています。

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ラリーの次は、立つ位置を覚えよう。

まず意識したいのは、レシーブ側は深く返して前へ、サーブ側はリターンを一度バウンドさせてから、という動きの違いです。用具の規格、安全対策、初対面の人と遊ぶときのマナーもまとめています。

01

間違えやすい、
3つのルール。

DROP SERVE

一度バウンドさせるサーブも使えます

ドロップサーブは、ボールを手から自然に落とし、地面で弾んだあとに打つ方法です。投げ上げたり下へ投げつけたりしてはいけません。ドロップサーブには、通常のアンダーハンドサーブにある腕の振り方・打点の高さ・パドルヘッドの位置の決まりは適用されません。

ONE ATTEMPT

サーブは1回だけです

ベースラインの後ろから、対角のサービスコートへ打ちます。テニスのようなセカンドサーブはないので、速さよりも確実に入れることを優先しましょう。

NON-VOLLEY ZONE

キッチンで禁止されるのはボレーです

キッチンに入るだけなら反則ではありません。一度バウンドした球は中から打てます。ただし、中やライン上でボレーしたり、ボレー後の勢いで触れたりするとフォルトです。

出典:PICKLEBALL JAPAN公式ルール ↗、USA Pickleball Official Rules ↗。大会や会場で独自ルールがある場合は、主催者の案内を優先してください。

強く打つだけでなく、
立つ位置を意識する。

ピックルボールでは、ショットの速さと同じくらい、どこに立つかが大切です。

  1. 01

    深く返して、前へ出る

    レシーブ側は、リターンを深く返してからキッチンラインへ進みます。サーブ側はリターンを一度バウンドさせる必要があるため、すぐには前へ出ません。

  2. 02

    3打目は、相手の返球に合わせて選ぶ

    低く深いリターンには、相手のキッチンへ柔らかく落とすドロップが向いています。浅く浮いたリターンなら、速いドライブも選べます。目的は、無理なくキッチンラインへ近づくことです。

  3. 03

    低い球は無理に攻めない

    ネットより低い位置から強打すると、ミスが増えます。パドルで勢いを抑え、相手のキッチンへ柔らかく返す「リセット」を使いましょう。

  4. 04

    相手が打つときは足を止める

    前へ移動している途中でも、相手が打つ瞬間にはいったん止まり、次の球に備えます。動きながら打つよりも、返球が安定します。

03

大会で使う用具には、
規格があります。

24 in

パドルの長さと幅の合計

長さと幅の合計は24インチ以下で、長さは17インチ以下。厚さには一律の上限がありません。

2.87–2.97 in

ボールの直径

約7.29〜7.54cmです。大会では、規格を満たし、承認リストに掲載されたボールを使います。

22.1–26.5 g

ボールの重量

規格は0.78〜0.935オンスです。大会で使う場合は、会場の指定と承認リストの両方を確認します。

公認パドルが、誰にでも使いやすいとは限りません。

「公認」は大会の用具規格を満たしているという意味です。最初の1本は、公認の有無だけでなく、重さやグリップの太さ、振ったときの負担も確かめて選びましょう。

初心者向け道具ガイド →

出典:USA Pickleball Equipment Standards Manual ↗、Approved Equipment Database ↗

必要に応じて、
目を守る用具も検討する。

3,1122005〜2024年に米国の救急外来を受診した、ピックルボール関連の眼外傷の推計件数

2025年にJAMA Ophthalmologyへ掲載された研究では、ボールやパドルの直撃、転倒による目のけがが報告されています。特にネット付近ではボールとの距離が近いため、目を守るスポーツ用アイウェアも選択肢になります。

  • 必要に応じてスポーツ用アイウェアを着ける
  • 人がいる方向に向かって素振りをしない
  • 隣のコートからボールが入ったら、大きな声で知らせてプレーを止める
  • 目に不安や持病がある場合は、医療機関へ相談する
数値は米国の救急外来データをもとにした推計です。日本での発生率を示すものではありません。また、このページは一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。
05

オープンプレーで、
気持ちよく遊ぶために。

01プレー中のコートには入らない。ボールを取りに行くときも、そのポイントが終わるまで待ちます。

02ボールが入り込んだら、まず声をかける。隣のコートへボールが入ったときは「ボール!」と知らせ、安全を確認してから取りに行きます。

03迷ったライン判定は「イン」にする。アウトだとはっきり確認できなければ、インとしてプレーを続けます。

04レクリエーションでは、全員が楽しめる配球を。経験差があるときは、特定の初心者だけを狙い続けず、ラリーが続く展開も大切にします。

出典:USA Pickleball Recreational Programs Guide / Open Play Etiquette ↗

プレーや動画で役立つ、
ピックルボール用語集。

動画や記事でよく使われる言葉を、日本語で短く説明します。

Kitchen / NVZ
ネットから両側7フィートのノンボレーゾーン。中やライン上ではボレーできません。
Dink
キッチンライン付近から、相手のキッチンへ柔らかく返す短いショット。
Third Shot Drop
サーブ側の3打目を相手のキッチンへ柔らかく落とし、前へ出る時間をつくるショット。
Drive
低い軌道で速く打つ攻撃的なショット。
Reset
速い球の勢いを抑えて柔らかく返し、攻め込まれた状態を立て直すショット。
Transition Zone
ベースラインとキッチンラインの間にある、前へ移動するときに通るエリア。
Volley
ボールをバウンドさせず、空中で打つこと。
Groundstroke
一度バウンドしたボールを打つこと。
Side Out
サーブ権が相手側へ移ること。
Split Step
相手が打つ直前に小さく着地し、左右へ反応できる姿勢を作る動き。
Speed-up
ゆっくりしたラリーの途中で、急に速い球を打って攻撃へ切り替えること。
Put-away
浮いた球を強く打ち、ポイントを決めにいくショット。

用語の基本定義:USA Pickleball Basic Terms ↗

よくある疑問。

3打目は必ずドロップですか?+

いいえ。低く深いリターンにはドロップ、浅く浮いたリターンにはドライブが使いやすい目安です。ドライブで相手を押したあと、5打目をドロップにする組み立てもあります。

トランジションゾーンに立つと反則ですか?+

反則ではありません。ただし足元へ打たれやすい場所です。相手が打つ瞬間には止まり、低い球を柔らかく返しながらキッチンラインへ進みましょう。

キッチンに入ると反則ですか?+

入るだけなら反則ではありません。一度バウンドした球は中から打てます。反則になるのは、中やライン上でボレーしたときや、ボレー後の勢いでキッチンへ触れたときです。

公認パドルなら初心者にも合いますか?+

公認は大会の用具規格を満たしているという意味で、誰にでも握りやすいという意味ではありません。初回はレンタルで重さやグリップを試しましょう。

保護メガネは公式ルールで必須ですか?+

一般的なプレーでは必須ではありません。ただし、ボールやパドルが目に当たる事故は報告されています。心配な人はスポーツ用アイウェアを検討してください。

参考資料。

公式ルール、用具規格、査読済みの研究論文を確認して掲載しています。大会や会場に独自ルールがある場合は、主催者の案内を優先してください。

公式ルール ↗ 承認用具 ↗ 安全研究 ↗

調査・編集:FIRST RALLY / 最終確認 2026.08.27